扁炉鍋(ピェンローなべ)
わが家でも、ちょっと涼しくなってくると、やはり鍋、ということになってきます。このレシピは、ダンチュウという、男の料理雑誌に、舞台美術の妹尾河童氏が紹介していたものです。最初に味付けせずに、できあがった段階で食べる人が各自の好みで塩で味つけるところに特徴があります。明石出身の配偶者の薄味か、東北は山形出身の濃い味かで戦争になってしまうわが家では、こういう料理によって平和を保つのであります。平和維持鍋といっていいかもしれません。客があるときなども非常に便利で簡単な料理なので、今やわが家の定番となりました。
■ 材料(5人前)
白菜1株、干し椎茸50グラム、豚バラ肉500グラム、鶏腿肉500グラム、ビーフン1袋、胡麻油、塩、粉唐辛子
■製作手順
- 干し椎茸を水に戻す 5~6時間
- ビーフンをはさみで切って水に戻しておく
- 白菜ざく切り 根と葉をべつにしておく
- 豚、鶏、戻した椎茸切る
- 鍋に、椎茸戻し汁+水をいれ、白菜の白い根の部分だけ、椎茸を入れる。
- 蓋をしてしばらく待ち沸騰してきたら、豚、鶏、残りの白菜を投入
- 胡麻油をたっぷり投入(おおさじ3)
- フタをして白菜がくたくたになるまで煮る(やく40分)・・・われわれは、圧力鍋で7分加圧10分減圧方式で煮ます。燃料と時間の節約なのです。
- ビーフン投入
- 食べる前に再度胡麻油を投入
■摂食方法
- お腕に塩、唐辛子を入れ、鍋の汁をすくい、そこに鍋の投入物をよそり、口に投入
- 残った汁に御飯をいれで「ピェンロー粥」にして食べる