天楽企画の企画制作活動
主にコンサートの企画、制作、制作協力、コーディネイト
七聲会
七聲会(しちせいかい)は、浄土宗総本山知恩院式衆を中心にする僧侶グループ。聲明、法要、儀式を研究し、舞台公演を行っている。ジーベック・ホール(神戸)でのコンサート(アジアの音楽シリーズ「浄土礼讃とインド音楽」「聲明源流」)、国際サイコオンコロジー学会神戸大会などでインド音楽と共演。1996年「アーツ・コラボレーション・プログラム」(愛知芸文センター)で現代舞踊、現代音楽と共演。2000年、2003年、2004年および2008年イギリス公演ツアー、2004年フランス公演ツアー(以上、国際交流基金派遣事業)、2009年オランダ・ベルギー・オーストリアツアー(文化庁支援事業)、2010年イスタンブール公演、2011年ドイツ公演など、海外公演活動も積極的に行っている。
アジアの音楽シリーズ
「アジアの音楽シリーズ」は、日本と他のアジア諸国の伝統芸能をより広く紹介したいと、1989年から2003年まで、主に神戸ポートアイランドのジーベックホールを会場として催されたコンサート・シリーズである。
アジアの国々の芸能は、歴史的、文化的に日本の伝統芸能と相互影響しあい、それぞれの土壌において独自のパフォーミング・アーツとして今日に至っている。このことは、それらアジアの伝統芸能と日本のそれを同時に視聴することでうかがい知ることができるだろう。同時に、この出会いの中から、単なる伝統というものを越えた新しいパフォーミングアーツが創造されることになれば、この公演シリーズもささやかな役割を果たしたといえるかもしれない。なお、本シリーズから新しいCDレーベルが誕生している。→APASレーベルCD
招聘公演
企画制作プロダクション<天楽企画>のこれまでの招聘公演。主にインドからの数々の優れたアーティストを日本に招聘し、全国各地で公演を行ってきた。西洋クラシック音楽や日本伝統音楽などの狭い音楽ジャンルだけが芸術音楽として取り上げられることの多い状況をなんとかして打破したいという目的から、インドを代表する第1級の音楽たちを招聘した活動を紹介している。
Asian Fantasy Orchestra
音楽祭「Asian Fantasy 」の一つの成果として企画されたこのオーケストラは、アジアの音楽家たちがこの音楽祭での数々の共演体験を通し、共に培ってきた多くの音楽的成果と互に対する信頼を軸に、このオーケストラに参加したアジアの音楽家たち個々の音楽的な背景と独自性を尊重した、言うなれば多様な価値観の共存と調和をめざすプロジェクトです。
そして、この「オーケストラ」は、単にアジアの伝統、民俗、ポップスなどの音楽を紹介することだけに留まらず、ここに参加した音楽家一人一人の存在(音楽)を介し、多様なアジアの音楽の生命力と普遍性、そして現代性を表現するものです。
・・・1998年企画書より