ピナクベット(フィリピン風野菜の炒め煮)

 2000年5月にフィリピンのバギオ市へいったとき、感動した料理です。カリンガ族の青年アーネル・バナサンと結婚してバギオに住んでいる反町真理子さんに送ってもらったレシピです。バギオにもともとルソン島北部イロコス地方の料理らしいのですが、現在ではマニラや他の地方でもフィリピンの代表的な料理として知られているようです。とにかく、なんでも煮込んでしまう簡単な料理です。暑い夏にももちろんだし、冬でもおいしい。アミの塩からから出る独特の臭みがたまらないのです。

■材料(4人分)

豚バラ肉(1センチ細切り)200g、むきエビ200g、ニガウリ1/2本、ナス(1×5センチ細切り)2本、オクラ(斜め2、3等分)6本、インゲン20本、カボチャ(角切り)1/2個、トマト(薄切り)1個、タマネギ1個、ニンニク(つぶしてみじん切り)2かけ、水2カップ、コショウ少々、バゴオン・アラマン(アミの塩から・・・我が家では中華材料のエビペーストを使用)おおさじ1~2、油おおさじ2

■製作手順

  1. ニガウリは半分にきり種をスプーンで削り取って薄切りにして水につける。苦みが消える。
  2. 油を熱した鍋にニンニクを投入して炒め、豚バラ肉を投入し更に炒める。バラ肉から油が出る当たりが炒めの目安。
  3. そこへエビを投入。
  4. バゴオン・アラマン、水を加えて沸騰させ、コショウ、タマネギ、トマト、ニガウリ、カボチャを加えて煮込む。
  5. オクラ、ナス、インゲンを更に加えて全体が柔らかくなるまで煮込む。かき混ぜないこと。