ツナ麻婆豆腐

 麻婆豆腐というのは、四川料理の王様でありますが、スーパーに行くと「麻婆豆腐の素」などというものも売られるほど、日本でも一般的な料理になりました。我が家でもこの料理は定番です。とにかく、あっという間にできてしまうので、エネルギー消費による地球温暖化防止にも貢献する料理なのだ。
 以下に紹介するレシピは、かつて近所に住んでいた気功大人、津村喬氏のものを中川家流にしたものであります。彼の着想は、本来使用される挽肉をツナにしたところが秀逸です。以来、我が家では、ツナ缶は挽肉代用常備品として欠くことのできないアイテムとなったのでありました。ツナ缶詰は、とにかく安く、かつコレスレロールが少ないので、さまざまな方面で大活躍しています。本格的な麻婆豆腐とはじゃっかんたたずまいが異なりますが、味は最高です。もちろん、豆腐の代わりに茄子を使用してツナナスマーボーとして応用が可能であります。

■材料

●豆腐/1丁、ツナ缶/1個(スーパーでときどき5個500円てな感じで売られているもの)、しいたけ/5本(シメジでもOK)、ネギまたはニラ/1束、ニンニク/1かけ、しょうが/適量、味覇(ウエイ・パアー、あらゆる中華料理に使用できる半ネリタイプ中華スープの素、中華スープの素であればなんでも可)/適量、豆板醤/適量、ごま油/大さじ2程度、日本酒または紹興酒/大さじ1、片栗粉/小さじ2

■製作手順

  1. 中華鍋にごま油を入れ熱し、ニンニクとしょうがのみじん切りを投入する。ここで八角を2~3個同時に入れるとまた違った味わいになります。
  2. そこにシイタケ、2センチほどに切ったネギないしニラ、味覇(ウエイ・パアー)、豆板醤、日本酒または紹興酒を順序通りに矢継ぎ早にに投入して炒める。この段階で塩味と辛みを調整します。足りなければ味覇と豆板醤を加える。豆板醤にもかなり塩けがあるので注意すべし。
  3. 一通り炒められた2のなかに、豆腐を投入し、しばらく炒める。結果的にぐちゃぐちゃ状態になっています。豆腐にも熱がまわった段階で、熱湯を1カップ(200cc)ほど入れて全体を撹拌する。水溶き片栗粉をツツーっちたらし、スープがびろびろ状態になった時点で完成。