めんこい通信2015年5月23日号

 前回の通信が1月末の送信なので、すでに3ヶ月以上経ってしまいました。どうも65歳を超えると時間の進み方にいっそう加速度が加わり、この通信のように、ほんのちょっとでも頭を使う作業にはブレーキがかかり、億劫になるようです。過去のことを振り返ってどうなるの、という気分もなくはない。ほんの数人を除けばこの通信の読者から激励や反応をいただくこともないし、いつ止めてもいいという気分もときに沸き起こる。
 例年、2月と3月は、ジュギョーも演奏も差し迫ったやるべきこともなにもなく徹底的、絶対的にヒマな季節です。いつ寝てもいつ起きてもいつビールを飲んでもいつ食べてもいつ風呂に入ってもいつ本を読んでもいい。また、それなりにちゃんとした家があり、明日の米をどうするかというような切羽詰まったビンボー状態でもなく、極少とはいえシューニューもある。家には生活を快適にするさまざまなモノに不足することはなく、むしろありすぎるくらいだ。マンション1階にあるスーパーマーケットには日々の食料のほとんどが揃っていて、雨に濡れずに行ける。たまに気のおけない友人も訪ねてくる。ぼやっとテレビを見ていると砲弾が飛び込んでくる、なんていうこともない。「ったく、あのあほアベは救いようがないなあ。なんだあ、あの得意げな顔は。恥ずかしいなあ。アメリカ議会であんな啖呵きって。自分にうっとりしている顔だあ。気分悪い。あーあ」と二人で会話していても、隣人が聞きつけて政府に密告するなんてこともない。武装した外国人兵士が予告なくいきなり襲ってくることもないし、無人飛行機によるミサイル攻撃もない。うるさい軍用機が頭の上を飛び回ることもなく、自爆攻撃に怯える必要もない。とりあえず当分はわれわれの生活を脅かす心配の種はない。
 これって、ある意味ではリソーの生活かもしれない。極楽的生活ともいえるかもしれない。フツーの人たちが嫌なことを我慢して働き続けるのは、このような生活を目指しているともいえ、それをワダスらはすでにして享受しているわけです。
 とはいえ、テッテー的になあーんもないこのような日々が続くと、じんわりと不安想念が忍び寄るのでした。われわれは社会から必要とされていないのではないかという不安です。もっとも、読書したりテレビをぼやっと見たり、食べたり飲んだり、快適に寝ることなどは、それらを提供する人たちにとっては多少なりとも必要な存在とはいえます。享受者として役に立っていると。この世から消滅するまでこんな風に徹底的に享受者の道を進むというのも一つのあり方ではあり、ある意味では幸福だと言えるかもしれません。
 不安の根底には、いつまでも社会から必要とされる存在でありたいという願望があるということか。ではこのような願望はどこからくるのか。社会的貢献は長生きにつながるという説がある。社会になんの貢献もせず、食っちゃ寝食っちゃ寝をだらだら続けるとボケが早まるという説もある。ということは、社会から必要とされる存在でありたいという願望は、ちゃんとした意識を保ちつつ長生きしたいということか。もしくは、退屈のせいということもあるでしょうねえ。
 人間以外のたいていの動物は、自身の遺伝子を伝えるという大仕事を終えるときっぱりと死ぬ。死期を悟った飼い犬や猫は人目のつかない場所でひっそりと息をひきとる。死を怖いと思うこともない。血糖値がどうの、血圧がどうの、尿酸値がどうの、なんてことはもちろん気にしない。人間のように、死の恐怖におののきジタバタしたりしない。死に関してわれわれは、彼らのようなきっぱりとした態度にはなれない。
 生き物としてのわれわれの体は、炭素、酸素、水素など簡単な元素の組み合わせでできていて、毎日の食べ物によって細胞は入れ替わり更新される。だから、われわれの死は、元素レベルでみると単に組み合わせの変化ともいえる。こうやって考えているワダスの意識だって膨大な数の組み合わせとはいえ、単に脳神経細胞の連携によって成り立っているだけだ。
 とまあ、こんなような想念がときおり沸き起こる季節なのでしたが、あれよあれよという間にとっくに桜も散り、前期のジュギョーが始まったのでした。今年は例年以上に学生受講者が多い。二つのガッコ合わせて200人以上です。学生たちは常に20歳前後なのに、こちとらは確実に1年ずつ年齢を重ねている。うーむ、ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず、です。動的平衡。
 そうこうしているうちにネパールで大地震が起き、多くの人が犠牲になりました。カトマンドゥーに住む知人たちは無事だったとはいえ、20年前に大震災を経験したわれわれとしては、被災した人々は大変だろうなあと思います。頑張るネタを追い続ける井上想君は現地でどうしてるのかなあ。

===これまでの出来事===

■1月31日(土)/グレンと練習
 メルボルン出身のグレンが練習のために我が家にやってきた。バナーラスでタブラーを習ったという。ちょっと掴みづらいリズムを叩くが、なかなかに楽しい練習だった。練習の後、大根カレーを作って食べてもらった。自分の作る味と似ているので、「同じ流派ですね」という。8歳の息子がいる。

■2月1日(日)/短足麻雀
 この日はなんと役満が2回出た。幸田さんが四暗刻単騎待ち。それに配偶者がふった。でさらに、ワダスはツモリ四暗刻。両方とも親のときだから4万8千点の上がりで、でかい。珍しいこともあるものだ。

■2月7日(土)/WHOトリオ/ビッグアップル、神戸/ミシェル・ウィンチュ:ピアノ、ジェリー・ヘミングウェイ:ドラムス、ベンツ・オースター:コントラバス
 スイス人コントラバス奏者のベンツから突然メールが届いた。神戸のライブハウス「ビッグ・アップル」でライブをするので見に来て欲しいという。ベンツは、96年、尺八の土井啓輔氏のアルバムをスイスで録音したときに、知り合いの紹介でベースで参加してもらった。彼は1966年生まれなので当時は30歳。その後、アクト・コウベでベルンに行ったとき一度会っている。15年ぶりの再会だったが、一目見て確認できた。印象は30歳のときとそう変わっていない。
 トリオによるフリーインプロのライブはとてもスリリングだった。ベンツの他に、小太りメガネ中背のジュネーブ出身のミシェル、ニューヨーク出身の銀髪細身のジェリーがメンバー。3人とも表現の引き出しが豊富で、絶妙の即興。後でジュリーに聞くと、ネッド・ローゼンバーグや、イギリス人循環呼吸サックス奏者イーヴァン・パーカー、フランスにいるバールなどとも知り合いで、実にやはり世界は狭い。日本語をしゃべるごつい感じのヒゲ面スイス人ウォルティが今回のトリオのツアーマネージャーだという。ウォルティ自身はパンフルート奏者で、日本人の配偶者とで湘南に住んでいるとのこと。

■2月20日(金)〜23日(月)/台湾小旅行
 あまりに暇なのと、極安料金なので3泊4日で台北に行ってきました。だらだらと長いよれよれ日記をウェブに掲載しましたので、ご興味とお時間のある方はどうぞ。全体で21,334字あります。けっこう長いです。
http://sound.jp/tengaku/Essay/taipei2015/taipeiindex.html

■2月27日(金)/アラメール/CAP CLUB Q2、神戸
 久しぶりに藤本さんやオルゴール博物館の高見沢さんらとおしゃべりでした。
 京都造形芸術大学のキョージュでもある同い年の藤本さん。
「われわれくらいの年齢で二十歳代の若い人たちとしゃべる機会はめったにないわけで、ま、ガッコのセンセというのも悪くない。・・・学生たちは、ぱっと見はぼやっとしているようだけど、実は他者の反応なんかにとても敏感なんだ・・・」
 彼の言うことはよくわかるなあ。
 最後のアラメールには、他に市役所の衣笠さん、ハーブ園の園長の本位田さん、お腹の大きいナカボン、高濱さんなども参加。

■2月28日(土)/東京
 甥のカズ君の結婚式のために実に久しぶりに江戸へ行ってきました。新幹線ではiPodに二つイアフォンをくっつけ、配偶者と武田邦彦のPodcastを聞きました。武田さんというのは話をものすごく大雑把に断定的に話す人という印象なんですが、ときに実にポイントをついた議論と滑舌の良いしゃべりで、けっこう気に入っているのでした。
 この日、用意してもらっていたホテルは銀座7丁目にあるグレイスリー銀座。なかなか快適でした。
 ホテルに向かって新橋駅から中央通りを歩くと、10階建てほどのビルが整然と立ち並んだ様子や広い歩道の佇まいにふとつい先日行ってきた台北の町並みを思い出しました。同じホテルに泊まるカズ君両親の駒井夫妻と北海道料理居酒屋でミニ宴会。

■3月1日(日)/和彬君結婚式/ホテル椿山荘
 結婚式は目白近くの椿山荘。神前結婚で、金ぴかの神社で、三々九度の儀式。神社の内装を見て、映画『マルサの女2』に出てきた新興宗教教団の本堂を思い出しました。
 披露宴では、リクエストに応じてバーンスリーもときどき吹きながら秋田長持ち歌を歌いました。この日はワダスの他にも、新婦の出身地広島から二人のミュージシャン、新婦の広島時代のヴァイオリンの先生である竹内ふみえさんとギターの佐々木行さんも演奏しました。竹内さんは二胡も演奏します。彼らの演奏のときワダスもちらっと即興でチャチャを入れたのでした。
 会場はゴージャスでしたがこじんまりとしたよい結婚式でした。

■3月11日(水)、12日(木)/レッスン
■3月14日(土)/短足麻雀
■3月17日(火)/健康診断
 血液検査で要精密検査などという結果でした。トーニョーとかメタボとかが問題だと。というわけで配偶者は、甘いものとデンプンを控えるべし、という張り紙を冷蔵庫のドアに貼り付け、現在もときどき睨んでいます。

■3月18日(水)/クリアランスディスプレー/参加:Tomo、下田展久、山村、梶田、築山、安達、森
 7年間、CAPの活動拠点の一つだったQ2の店じまいをすることになった。ワダスもここではずいぶんいろんな企画をしたり演奏もしてきたので淋しいが、家賃や管理スタッフの負担を考えれば仕方がない。
 あれもほしい、これも必要だ、とりあえず置いておこかてな感じで蓄積されたモノをすべて処分するため、廃棄するものを除いてすべて売ろうということになった。こんなものは誰も買おうとはしないだろうというものでも、ディスプレーや価格設定で売れるかもしれない。というわけで、廃棄物と商品になりそうなモノを仕分けし、それぞれに値付けするという作業をしたのでした。
 ワダスが山村さんと担当したのが「珍品コーナー」でした。珍品とは、ジャンル分けの難しいあらゆるモノ一式を展示し、値札をつける役。ケース入りの琉球人形(こんなもの誰が持ってきたのだ!)、古い工具、クリスマスの飾りつけ、サンタクロースの衣装、懐中電灯、プラモデルカーのコース、イカリ、鉄板、ペンキ、筆、どこかの土産物風の動物オブジェ、プラネタリウム投影傘、穴の空いたモロッコ絨毯、モミの詰まった俵、巨大おみくじ器などなど。食器、家具、冷蔵庫などの家電コーナーは比較的整然と並べられるが、この、大きさもまちまちでジャンル分けの困難な珍品セクションのディスプレーはなかなかに頭を使う。まっとうな造形作家にもかかわらずどこか世界を笑い飛ばす感じの山村さんと、その組み合わせや意表をついた値付けにときどき吹き出しながらなかなかに楽しい作業でした。なにしろこの店じまいセールは販売利益ではなく、本来は廃棄すべきものを人々に持って帰ってもらうという趣旨なので、原価を考慮せずに値付けできる。買ったときは数万円したかもしれないものでも、ええい100円だあ、てな感じで気軽にどんどん値付けしたのでした。
 片付け始めたときはあまりに雑然として先が見えない印象でしたが、帰る頃にはそこそこ立派なセール会場になっていました。この日作業したメンバーはエライ。

■3月20日(金)/日本解剖学会・日本生理学会市民公開講座「人間と芸術」/神戸国際会議場メインホール/パネリスト:岡ノ谷一夫、福のり子、布施英利
 面白そうなメンバーなのにあまりに時間が少なく議論が深まらないのでした。

■3月21日(土)、22日(日)/Q2クリアランス、アラメール/CAP CLUB Q2、神戸
 二日前になんとか形になったガラクタ類一掃セールでした。お客は来るのか、こんなもの誰が買うのか、という心配も杞憂に終わり、けっこう売れました。目的は処分なので値付けが破格だという理由もあるでしょうね。くたびれたけど、楽しかったなあ。

■3月29日(日)/CAP CAFE閉店宴会/CAP CAFE、神戸
 CAPはいろんな意味で4月から大きく変化します。代表が杉山さんから下田さんに代わり、Q2を手放し、カフェも閉店。ということでカフェでたこ焼きパーティーなのでした。

■4月14日(火)/龍谷大学講義-瀬田、深草
 ここ数年、龍谷大瀬田キャンパスのジュギョーは火曜日2限目が社会学部、3限目が国際文化学部でした。今年度からは国際文化学部が国際学部と名称を変更し、瀬田から深草へ移転したため、瀬田から深草へ移動して3限目のジュギョーは不可能なので4限目にしてもらったのでした。教務の職員からも40分くらいで深草へ行けるので移動は可能ですよとなどと連絡ももらってました。というわけで、2限目を終えたワダスは瀬田と深草を結ぶスクールバスに乗り込み、激しい雨の中、初めての深草キャンパスへ移動しました。深草は広いオープンスペースを挟んで中層階の建物が囲む、絵に描いたような大学キャンパス。で、控え室で音響セットの鍵をもらい教室へ。かなり広い教室には空き席がないほど学生でいっぱいでした。念のために一番前の学生に質問しました。
「これって、音楽芸術論のジュギョーだよね」
「えっ。人類学ですけど」
「えっ。本当?」隣の学生にも同じ質問。
「人類学ですけど」
 変だなあと思っていると、先生らしい女性が入ってきました。
「ワダスはこれこれというジュギョーできたんですが、今は先生のジュギョーなんですか」
「はい、そうです。重なることはないはずですよね。念のためですけど、講義連絡書みたいのはお持ちですか。これですね。はい。あっ、先生、後期になってますよ」
 指摘されて改めて書類を見ると確かに後期になっていました。
 なんという勘違いというか間違い。つにいぼけがきたか。
 ずっと前期2コマ連続だったのでてっきり時間だけが変更されたのだと思い違いをして、講義連絡書類をきちんと確認していなかったのがとんでもない勘違いの原因なのでした。やばい。
 
■4月18日(土)/短足麻雀
■4月20日(月)/大谷大学講義-3/京都/グレン宅練習
 長年、ガッコのある期間の月曜日の居候先であった奥山家が、お隣に住む94歳になるお母さんの介護で多忙となり、今年からはいろんな知り合いのところとか外国人バックパッカーたちの泊まるゲストハウス中心に泊まり歩くことにしました。
 で、この日は、オーストラリア人タブラー奏者、グレンの家にお世話になりました。阪急「西向日町」に近いピッカピカの庭付き新築2階建てです。息子のカイのエネルギーがすごい。ワダスと同じ流派の味だというカレーを、奥様ののりなさんと小学3年息子カイ君といただいた後、庭の片隅の4畳ほどの練習小屋で2時間ほど練習。オーストラリアのことやインド音楽のことなど深夜2時近くまでおしゃべりしました。

■4月24日(金)/アクト・コウベミニ会合/KOBE STUDIO Y3+萬衆楼、神性/参加:ラン郎亞玲+フェイフェイ(菲菲)+Jane呉宛、角正之、東野健一、白井ひろみ、佐久間新+ウィヤンタリ+ブナ、下田展久、HIROS
 台湾から頑石劇団のランが娘のフェイフェイ、元気発剌娘の劇団員ジェーンとともに来日ということで、久しぶりに再会しました。2005年に台中のラン(英名ヘスパー)の家に居候して以来なので10年ぶりの再会でした。今回のミニ会合は、ランが企画に関わった台中市内のKids Fantasyという施設に日本人アーティストを招待したいという趣旨の説明をするというもの。Kids Fantasyの構想などを聞きましたが、今後どう関わることになるのかはまだわかりません。
 Y3での会合後、近くの中華料理屋「萬衆楼」で宴会。途中、佐久間夫妻とちょっとふてくされた感じのおとなしい息子ブナも合流しました。

■4月27日(月)/大谷大学講義-4/京都/野中宅泊/ミニライブ/井上春緒:タブラー
 この日の京都居候は、緑が鮮やかな八瀬の野中宅。まずほぼ10人分のHIROSカレーを作った後、1時間ほどミニライブをしました。タブラー伴奏は、奥さんと娘と一緒に八瀬に住んでいる井上春緒さん。この日の聴衆は野中夫妻の他、井上家、ご近所の染色家のご婦人、翻訳のご婦人など。

■5月2日(土)3:00pm~/短足学校「呂律の回らぬ音楽の話」/ルピナス遊学サロン、神戸/HIROS:はなし
 短足学校というのは70年代からの古い付き合いグループ「短足友の会」の一人、橋本健治さんが今回から勝手に立ち上げたガッコです。台湾小旅行の前後に、「こういうのをやるのでナカガワ君、講師をすべし」と一方的に指名されていたのでした。後で聞くと、ワダスが最年少だったからというのが理由のようです。
「短足友の会」メンバーは、65歳のワダスが最年少ということからもお分かりのように、いずれも専門分野で経験豊富な大御所が多いので、そんな面々の前でワダスが喋るなどというのは恐れ多い、と申し述べたにもかかわらず、橋本さんはさっさと企画を固めてしまった。というわけで、日本音楽の特徴を中心とした「呂律の回らぬ音楽の話」と題して2時間しゃべりました。恐れていた「きみの話はツマラン」という感想はなかったようでまずは安心なのでした。
 場所は阪急「岡本」に近いビルの4階にあるスペース。橋本さんは、プロジェクターやスピーカーなど、会場設営を万端整えつつ忙しく立ち働いているのでした。参加したのは短足メンバーの他に、ヨーガの三浦さんやいまだにエスラージを習い続ける有本さんなど23名。
 短足会の次のイベントは、高野山金剛峰寺で披露される榎忠さんの作品見学を兼ねた宿坊一泊旅行になりそうです。今年ロンドンで展覧会を行ったエノチューこと榎さんはもちろん短足のメンバーです。

■5月3日(日)17:00~/ペッカ&テイヤ作品発表会/KOBE STUDIO Y3、神戸/パフォーマンス:PekkaとTeija、下田展久、白井廣美、Hiros
 Y3で作品を作ってきたフィンランド人夫婦のペッカとテイヤの展覧会初日、彼らのトランペット、トロンボーンに下田さんのギター、白井さんの動き、そしてワダスのバーンスリーというにわかバンドのパフォーマンスをしました。
 彼らの作品は、鮭の皮を貼り付けた大きなロボットなど。彼らのスタジオはいつも鮭の生臭い匂いが漂っているのでした。

■5月6日(水)/ペッカ&テイヤ歓迎宴会/下田家、神戸/ペッカ&テイヤ、下田夫妻+HIROS
 今月末には帰国する予定のペッカ&テイヤのための宴会でした。メインディッシュは手巻き寿司。これがんまかったなあ。宴会の途中、ペッカが「実は僕もついこの間知ったんですが、テイヤが妊娠しているのよね」という。
 終電ギリギリまで飲んで食って喋ってとても楽しい宴会でありました。小さなタッパーに入った唐辛子ソース6兄弟までお土産にいただいた下田家に大感謝です。

■5月7日(木)/短足2麻雀
■5月16日(土)/短足麻雀
■5月17日(日)/掃除機買い換え
 10年前に購入した掃除機がついに沈黙したので新しいものに買い換えました。Joshinの売り場で聞くと、普通は4、5年で壊れるそうで、我が家のは長持ちした方のようです。テーシューニュー中川家としては、出費はつらいが日常的に使うものなので仕方ありません。新しいのは、パナソニックMC-SS330G。店頭展示品なので通常価格の半額近い2万7千円。それにしても、去年のMacといい、電気製品というのは確実に忘れた頃に突然死を遂げるんでありますねえ。

===これまでに読んだ本===

『神と黄金』上下(ウォルター・ラッセル・ミード/寺下滝郎訳、青灯社、2014)
『運命の日』上下(デニス・ルヘイン/加賀山卓朗訳、早川書房、2008)
『ルーズヴェルト・ゲーム』(池井戸潤、講談社文庫、2014)
『宇宙はなぜこのような形なのか』(「NHKコズミックフロント」制作班、角川Epub選書、2014)
『民王』(池井戸潤、ポプラ社、2010)
『タマリンドの木』(池澤夏樹、文藝春秋、1991)
『火を熾す』(ジャック・ロンドン/柴田元幸訳、スイッチ・ハプリッシング、2008)
『宇宙を測る』(キティー・ファーガソン/加藤賢一+吉本敬子訳、講談社ブルーバックス、2001)
『日本音楽との出会い』再読(月渓恒子、東京堂出版、2010)
『せいめいのはなし』(福岡伸一、新潮社、2012)
『死と神秘と夢のボーダーランド』(ケヴィン・ネルソン/小松淳子訳、インターシフト、2013)
『我が父サリンジャー』未読了(マーガレット・A・サリンジャー/亀井よし子訳、新潮社、2003)
『中国の音楽論と平均律』(田中有紀、風響社、2014)
『イスラーム 生と死と聖戦』(中田孝、集英社新書、2015)
『スナイパーの誇り』上下(スティーヴン・ハンター/公手成幸訳、扶桑社、2015)
『独学でよかった』(佐藤忠男、中日映画社、2014)
『母という病』(岡田尊司、ポプラ新書、2014)
『納豆の起源』(横山智、NHK出版、2014)
『闇の貴族』(新堂冬樹、幻冬舎文庫、2008)
『宇宙が始まる前には何があったのか』(ローレンス・クラウス/青木薫訳、文芸春秋、2013)
『河合隼雄の読書人生』(河合隼雄、岩波現代文庫、2015)
『三匹のおっさん ふたたび』(有川浩、文芸春秋、2012)
『色のない島へ』(オリヴァー・サックス/春日井晶子訳、ハヤカワ文庫、2015)

===これからの出来事===


 毎週月火のジュギョー以外これといった予定はありませんが、下記のイベントに参加予定です。

■5月30日(土)午後/第8回特別展 待兼山少年関連イベント「発酵を通しての空中浮揚の探求」/大阪大学キャンパス/パフォーマンス/ウィヤンタリ+大石麻未:舞踊、HIROS他