メキシコよれよれ日記 (2019年4月12日〜9月10日)

9月9日(月) 前日
 5時20分起床。24時間営業のはずの近くのセブンイレブンがまだ開いてなくスタッフが準備中だったのでコーヒーは買えず。
 7時、ホテルからタクシーを呼んでもらった。若い兄ちゃんの運転する普通の大型乗用車で多分ウーバーだろう。タクシー代は220ペソ(1320円)。15分で空港第2ターミナルに着いた。 
 デルタ航空カウンターでチェックイン。セキュリティーチェックもすんなり進み、免税店でチョコレート185ペソ購入。財布の残金は20数ペソになった。ほぼ完璧なペソ消費だ。


 定刻通り9時45分発、2時間の時差のあるロサンゼルスには11時50分に着いた。4時間弱のフライトだ。
 アメリカの入管チェックのマシンが受け付けない。まごまごしていると女性係員が「どうしたの」と近づく。「ESTAにはちゃんと登録してあるはずだが」と言うと「どれどれ」と我々のパスポートをめくった。「パスポートの期限切れまで半年以上ないと、受け付けない。あそこのカウンターへ行って」と言う。カウンターへ行くとイタリア系に見える女性係官が根掘り葉掘り質問する。「職業は?」「ミュージシャン」「それで食っていけるの」「なんとか」「へええ」「次はどこへ」「日本に帰るんです」「あっ、アメリカ入国じゃなくてトランジットね」「どこから」「メキシコシティ」こんなやりとりの後、入管を無事通過し荷物を受け取った。荷物はすぐに別の部屋でチェックインしたので身軽になって表に出た。空はどこまでも青くカラッと暑い。
 到着したのは国内到着ターミナルだった。アエロメヒコでメキシコシティから飛んできたがデルタ航空扱いなのでこうなったのか。メキシコシティのカウンターではLAに着いたらJALにチェックインせよと言われていたが国際線出発ロビーがどこにあるか分からない。警察官に聞くと「ここをまっすぐ行ったTom Bradley International Terminal(TBIT)だよ」と紙に書いて渡してくれた。実にわかりにくい空港だ。
 10分ほど歩いてようやくTBITのJALカウンターにたどり着いて再びJL 69便のチェックイン。時計を見ると出発の14時25分まであまり時間がない。再度セキュリティーチェック受けて搭乗ゲートへ。免税店でメビウスを2カートンを60ドルほどで買い、ほどなく搭乗アナウンス。
 JL 69便は予定時刻に離陸。機内食の後、隣の久代さんは寝てしまったようだが、ワダスは窮屈な座席で腰や足の位置を変えても寝れないので、ずっと映画を見て過ごした。4本ほど見たはずだが何を見たか忘れてしまった。それにしても12時間のフライトはきつい。

9月10日(火)
 ほとんど朦朧状態で10日午後6時35分に関空着。8時発ベイ・シャトルに乗って神戸空港に着いた。ポートライナーに乗り継いで帰宅したのは9時過ぎだった。スーツケースはそのままにしてベッドに横になる。


 こうして、長かったともあっという間だったとも言えるメキシコの旅は終わり、滞在中書き続けた日記もこれで完結。総文字数は328,370になった。ほとんどいらっしゃらないと思いますが、この日記をずっとお読みになった方々、ありがとうございました。そしてご苦労様でした。

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