メキシコよれよれ日記 (2019年4月12日〜9月10日)

4月17日(水)   前日  翌日
 6時起床。台所を初めて使って玉ねぎとトマト入りのオムレツを作って朝食。バチェに言って明日は洗濯機を使わせてもらうことになった。
 10時半頃、街へ向かう。日差しが強く、両腕が軽いやけどによるのか痒い。
 セントロまではゆるい坂道を登ることになる。腕を覆う長袖のシャツを探すため、途中のBon Cappelという店に寄る。1階が電気器具、2階がスポーツ用品、衣類などブランド品が並んでいた。長袖シャツはあったが結構高いので購入断念。
 1時間半ほど歩いてようやく市街地にたどり着いた。去年訪れたマーケットや教会を抜けて広場に出た。広場の周辺はテント張りの屋台が立ち並び、去年の印象とは大きく違っていた。去年訪れた時はもっと広いと思ったが、屋台のせいか印象よりはずっと狭く感じた。


 何人かに尋ねて去年訪れたカフェ・ハカランダを探し当てオレンジジュースをもらう。40ペソ。去年もいた眼鏡の知的なパブロ青年が働いていた。彼は英語ができるのでとても助かる。ウエコリオから歩いてきたというと驚いていた。プリシリアーノのカフェ・アシエンダのあったコピクワ文化センターは政権が変わって閉鎖されたという。

カフェ・ハカランダ店内


 パブロの勧めで近くの食堂、Gardeniasにランチに行く。人通りが少なく看板も小さいので見逃すほどだが、中を見ると二組の客がいて食事をしていた。店主らしいキビキビした中年女性ソフィアが注文を取りにくる。文字からだけだと何の料理かわからない。それを察したのか、離れたテーブルにいた背の高い男が助け舟を出しに来てくれた。
「俺はこれが一番好き。ベジタリアンの料理。これもなかなかだよ。俺は食べたことはなかったが友人がいいと言っていたのがこれ。あ、これもなかなかだよ」という感じで説明してくれる。後で聞けば、名前がスコットというミネソタからのアメリカ人だった。妻らしい女性と食事をしていたのだ。「ここは雪がないからね」。
 出てきた料理の量が多かった。


 Croquetas de espinaca 50・・・ほうれん草とチーズのコロッケと野菜。
 Aguacates Rellenos 50・・・くり抜いたアボカドに茹で野菜の詰まったものが2個。野菜たっぷりで、周辺にスターフルーツ。
 Picadito michoacano 75・・・薄いチキンのステーキにAguacates Rellenosと同じものが1つ加わる。
 ビールと合わせて230ペソだった。二人で1500円ほど。結構贅沢なランチで、苦しいほど腹一杯になった。
 去年も行ったカフェ・ハカランダの向かいの民芸品工房へ。パツクアロの文字シンボル。久代さんは同じマンションに住む麻雀仲間で山形出身の五十嵐さんに出したいという絵葉書を購入。

民芸品工房へ向かう通路/久代さんが文字の間に


 広場に戻り、スーパーマーケットで、たわし、洗剤、Kitkat、インスタント・コーヒーを購入し、坂を下り帰路につく。相変わらず日差しがきつい。日陰を選びつつ坂道を降りる。
 帰路も約1時間半かかり、6時過ぎに帰宅。かなりくたびれた。ベッドに横になったらそのまま寝てしまったようだ。久代さんは起きて、タコスの注文方法などを調べていた。

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