メキシコよれよれ日記 (2019年4月12日〜9月10日)

5月17日(金)  前日  翌日
 今日は特に予定がない。庭でバチェが一人の男と喋っていた。じっゃかん白毛のある黒髪を七三に分けたハンサムな男でエステバンと英語で名乗った。バチェの画集のようなものの印刷サンプルを持ってきたようだ。

バチェとエステバン


 お昼過ぎ、定例の船着場散歩。船着場はいつになく人出で賑わっていた。桟橋に向かう階段にハニツィオ島行きのレチャに乗り込む人の列ができていた。揚げ魚を売るオネエサンの表情も心なしか明るい。東屋にはギターとアンプを持ったミュージシャンも数人いた。ここ数日ミュージシャンたちをよく見かけるが、彼らはどこで演奏するんだろう。東屋でか、東屋の周りのちょっとしたオープンスペースなのか、レチャの中か、あるいは島に渡ってからか。

 


 乗船客向けの小商いも忙しそうだ。羽子板のようなものにカップを載せたアイスクリーム屋がレチャの中にまで入って売り込んでいた。ポテトチップを売るもの、何かよくわからないスナックを売るものなど。我々の前にも若いアンチャンが、首から下げた箱に並ぶアイスクリームをひと舐めさせようとスプーンを口に持ってくる。舐めてしまったら買わないのが難しいので手を振って離れる。土産物屋で昨日ハニツィオで買ったようなパイプを見つけた。オバハンに値段を聞くと、70ペソ。島の値段とそう違いわない。ここの船着場の土産物屋は全体に値段が高い。
 途中寄るいつもの店で、水10ℓ、ビール6本、カラムーチョみたいなスナック1袋購入した。全部で145ペソ(870円)。なぜ水を買ったかというと、我が家のストックが乏しくなったからだ。今日は外食せず、家でスパゲティを食べることにしたので、湯がくための水が必要になった。10キロの水を抱えて運ぶのはかなりしんどい。10キロの子供を抱きかかえる母親は大変なんだなと思う。
 3時、調理開始。にんにく、マッシュルーム、ベーコン、トマトを炒める。脂身の多いベーコンなのでオリーブ油は要らない。この調理過程も、お湯を沸かすのも、我が家のガスコンロではスイスイといかない。何しろ火力が弱い。鍋の水が沸騰するまでの長いこと。
 レタスとりんごにサルサ・メヒカーナもどきをかけたサラダ、マッシュルーム・スパゲティそしてビールのランチ。麺がいまいちだが、なかなかに充実したランチだった。

ビール缶の行進 ガスコンロ 奥の緑は生ゴミ入れ
流しの前の棚 コーヒーメーカー、調味料など コンロ横の食器棚
冷蔵庫の中1 冷蔵庫の扉 ダイニングテーブル兼作業机


 明日のタカンバロ行きの豪華バスのネット予約をしようとした。日付、時間、席場所、人数の他に電話番号入力窓があった。メキシコの携帯電話はないので日本の番号を入力し、支払いに進む。クレジットカードの番号とかを入力。ところが、何度やっても受け付けてくれない。予約は諦めてバスターミナルで直接切符を買うか、ローカルバスに乗るしかないようだ。
 マリナとも連絡が取れた。明日のMolinoでのファッションショーは7時開始とのこと。その日にパツクアロには帰れないのでホテル宿泊になる。去年、泊まったMansión del Molinoはファッションショーがあるため満室だという。代わりにとマリナが予約してくれたのは、プリシリアーノの自宅の向かいのHotel Tzintzuni。1泊450ペソのホテルだった。まあまあ安くてよかった。
 というわけで、明日はお昼過ぎにここを出ていよいよタカンバロへ出かける。ファッションショーには見知った人たちが多いはずなので楽しみだ。
 今日はまだ終わったわけではないけど、明日はバタバタするので今のうちに日記をアップしておく。

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