メキシコよれよれ日記 (2019年4月12日〜9月10日)

5月21日(火)  前日  翌日
 お昼ちょっと過ぎ、エリカがやってきた。2週間ぶりのレッスン。この間あちこち出かけたりしたので、これまでに習ったスペイン語もかなり剥落している。
 彼女が過ごしたコスタリカの話を聞いた。海岸に綺麗な貝殻があったので拾って持ち帰ろうとしたら禁止されていた。巨大な木があった。日本人の男性団体客がどの温泉に行ってもいた。女性がいない。あれはどういうわけか。生魚の寿司も食べた。アボカドソースと間違ってわさびを一気に食べてむせた。寿司はものすごく高かった。マッサージが繁盛していた。一緒にいたカナダ人たちはマッサージを受けて海で泳ぎ、またマッサージを受ける。なんなんだ。いろんな変わった種類の猿、イグアナ、黒いイルカなどの動物がいた。メキシコではトルティーヤだが、コスタリカではバナナを潰したトルティーヤ状のものが食べられている、などなど、初めて訪れたコスタリカの様子をもっと語りたい様子だったが、レッスンを始めた。
 まず、習ったことの復習。数の数え方、家の各部分の呼称、市場でのやり取り、不定冠詞の男女単複形など。レッスンを受けるとなんとなく思い出すものだ。最後にヨガのような体操をして本日のレッスンは終了。
 冷蔵庫にあった牛肉、ニンニク、玉ねぎ、レタス、庭から引っこ抜いてきた菜っ葉を焼いてランチにした。
 3時半、散歩がてらいつものスーパーへ買い物。Bodegaスーパーまでは、途中の坂道を上って、徒歩約40分。ビール1ダース102ペソ(612円)、ソーセージ、焼きそばUFO13.5ペソ(81円)、ミルク、ハム、アボカド、人参、粉唐辛子のふりかけチレで合計268ペソ(1608円)。帰りのコンビ代が18ペソ。というわけで今日の総支出は286ペソ(1716円)。それにレッスン料1週間分。なんやかんやとゼニは出ていく。
 安くて便利な移動手段であるコンビについて。車種は日産のキャラバンかトヨタのハイエース・ワゴンを乗合バス用に改造したものがほとんど。乗降用のスライド式ドアは運転席から開閉するようになっている。女性の運転手は見たことがない。


 客席は窓際ベンチ式だが、稀に普通のバスのように全ての座席が進行方向に向かって設置されているものもある。混んでいれば助手席にも乗客が乗る。運転席の前に、金額ごとに分別式のコイン棚がある。運転手はそこから即座に釣り銭を取り出す。決まった停留所だけでなく、待ち人らしい人が立っているところや「ここで停めてくれ」と乗客が告げると停車する。フロントガラスには行き先が書いてあるのでその車が目的地に向かうかどうかがわかる。車体横の緑や青のラインである程度行き先とルートがわかるようになっているが、色だけで判断すると間違うことがある。
 乗客のほとんどは自家用車を持たない「庶民」か学生で、白人系の人が乗ることは稀だ。パツクアロの中心部やバスターミナル、我々の済むエリアに近いエスタシオンなどを基点として、近郊の村や町まで、走行範囲は広い。料金は9ペソ(54円)から20ペソ(120円)くらいまで。
 個人営業なのか会社単位なのか、運転手がどれだけの収入なのか不明。ともあれ、庶民だけでなくビンボー旅行者の我々にとってもなくてはならない移動手段だ。
 タクシーも多く走っている。料金はコンビの2倍ほど。乗り合い式であれば長距離でも一人当たりの料金はぐっと安くなる。ちなみにここから100キロほどの州都モレーリアやウルアパンまでは乗り合いで50〜70(300〜420円)ペソほどで行ける。
 100キロ以上の長距離になると公共交通機関はバスのみ。料金は日本に比べるとずっと安い。ちなみにここパツクアロからタカンバロまでは、1時間から1.5時間乗って60〜70ペソ。

---やれやれ日記
やけ食いと、ビールやけ飲みをしてしまった。‏単語記憶方式が中心みたいで、なかなか先に進まないレッスンが今日は多少のストレス。単語が増えないと会話ができないと考えるMi Esposo (夫) は、新しい語をストックするのが好きみたいだが…。発想が読み書き主体の私は単語なんて辞書を引けば出ているし、そのうち自然に頭に入ってくるものと思ってしまう。100年早い¡ そう。発音もまだまともにできないくせして。

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