メキシコよれよれ日記 (2019年4月12日〜9月10日)

7月16日(火) 前日 翌日
 エリカの母アリシアのスマホからメッセージがきた。「エリカが間違ったコンビに乗っちゃったみたいで、遅れると伝えてほしいとのこと。ところで、明日、食事に招待しますのでぜひいらしてください」。間違ったコンビに乗ったのは確かこれで3回目だろう。我々はこれまで2回間違ったが、住んでいる人が間違うとは。ま、エリカは普段は余りコンビに乗ることはないのだろう。
 今日のレッスンはテキストのほとんど最後のページだった。昨日グーグル翻訳でごまかした作文は「おお、とてもいい」と褒められたけど、なんかねえ。
 エリカのスペイン語混じりの話が面白い。「父のバイク屋の近くで生姜安く売っていたよ」とか「散歩するならエストゥリボ・グランデがいいよ。バスターミナルに向かうバイパスの街道筋から右に入っていくの。山の頂上まで行ける。いいわよ」とか「今日はまた間違っちゃってサンタ・アナ経由のコンビだった。サンタ・アナといえば、聖なる死を遂げたことで知られているけど、マフィアの人たちが崇拝してるのよね」などなど。
 エリカが帰った後、空模様がはっきりしない。散歩に出てもいいが途中で降られる可能性がある。ということでとりあえず家にあるもので食事をして様子を見ることにした。
 チョリソー、ベーコン、玉ねぎ、緑トマト、唐辛子を炒めた後に沸騰した湯を投入しチキンブイヨンと塩胡椒で味を作り、そこに極細のパスタを入れて仕上げる。全体の味は悪くないが、パスタが水分を吸って太くなり、にちゃにちゃになってしまった。この他に作ったのは湯がいた菜っ葉にオリーブ油とわさび醤油をあえたもの。この菜っ葉は、庭の手入れに来たオミが「これは美味いから」とバチェの庭から引っこ抜いてくれたもの。葉っぱは成長しすぎていて筋もあり湯がいても固いので噛んで飲み込むのに時間がかかった。ともあれたまには野菜を食べないと。


 食事の後、雨が本格的に降り出した。結局外へ出かけることができず、ずっと家でAmazon Primeの雑誌New Yorkerのドキュメントを見たりして過ごす。家から全く外に出なかったのは、下痢が止まらなかった4月20日以来初めてだった。

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