HIROSのジョーク集1

日本製ファックス 13、13,13 唾とオシッコ 無賃乗車 もしマイクロソフトが自動車を作ったら ベルギーの駅にフライドポテトが大量に落ちている理由 地獄に技術者 ロールスロイスの駐車場 王女の幸福感 インディアン・マジック 地獄でビル・ゲイツがみたものは


日本製ファックス・・・わたしの会ったことのないインド人から突然届いたもの

 ある日、アメリカ人、ドイツ人、日本人の男3人がゴルフをしていた。
 3番ホールでプレーをしていると、電話の呼び出し音がなった。アメリカ人は「ちょっと失礼」といい、左手の親指を耳に、小指を口にもっていき電話の相手と話を始めた。会話を終えた彼は、その様子を見ていた二人にこういった。
「いやあ、待たせてすまん。実は、これ、アメリカの最新技術を使った移動電話でね。親指と小指にチップが埋め込んである。で、この帽子がアンテナになっているんだ」と二人に帽子を見せた。
 彼らが9番ホールにきたとき、再び電話の呼び出し音が聞こえてきた。するとドイツ人が、カクンと頭を傾けドイツ語で誰かと会話を始めた。「それじゃあ」といって会話を終え、再びカクンと頭を元通りにした彼は、じっと見ていた二人に事情を説明した。
「ドイツの最新電話システムでは、歯と耳に埋め込まれたチップで会話ができるようになったんだ。アンテナはどうなってるかって。背骨に埋め込んである」
 今度は13番ホールまできたとき、またまた電話の呼び出し音がなった。とたんに日本人があわてて茂みに消えた。アメリカ人とドイツ人の二人は顔を見合わせ、日本人が駆け込んだ茂みに歩いて行きのぞいてみると、彼はパンツを踝(くるぶし)までおろしてしゃがんでいた。
「おいおい、どうしたんだい、そんな格好で」アメリカ人が尋ねた。
「あっ、いや、今ファックスが届くのを待ってるんだよ」


13、13,13・・・アニーシュ・プラダーンより

 男が、精神病院の高い木造の塀のところを歩いていると、中から住人が「13、13,13」となにやら唱えているのが聞こえた。いったいどういうことなのかと思った彼は、塀の節穴があったので中を覗いてみた。すると中の一人が彼の目を突っついた。そして、中にいる全員が今度はこう唱え始めた。
「14、14、14」


唾とオシッコ・・・アニーシュ・プラダーンより転送

 二人のアラブ人が、ワシントン発ニューヨーク行きの飛行機に乗った。一人は窓側、もう一人は真ん中の席だった。離陸寸前になって、一人の太った小柄なイスラエル人が搭乗してきて、彼らの通路側の席に座った。彼は急いで靴を脱ぎ捨て、足の指をぴくぴくさせて腰を落ち着けた。そのとき、窓側のアラブ人がいった。

「あの、ちょっとコークをとってきたいんだけど」
「いいですとも。わたしが取ってきますよ」
 イスラエル人がコークを取りに席を立ったとき、そのアラブ人は脱ぎ捨ててあったイスラエル人の靴を手に取り、なかに唾を吐いた。
 イスラエル人がコークをもって戻ってきたとき、今度は真ん中ののアラブ人がこういった。
「ぼくもコーク飲みたくなったな」
 イスラエル人は再びコークを取りに行った。その間に、真ん中ののアラブ人はもう片方の靴に唾を吐いた。
 イスラエル人がコークもって戻り、落ち着いた三人はニューヨークまでの短いフライトを楽しんだ。
 飛行機が着陸態勢に入ったとき、イスラエル人は脱いであった靴に足を入れた。すぐさま彼は、靴に何をされたか分かった。
「いやはや、こんなことがいつまで続くんだろうか」彼は尋ねた。
「我々の間のこのむなしい関係。この憎悪、敵意・・・靴に唾を吐いたり、コークにオシッコを入れたり、と」


無賃乗車・・・インドのサルダールジー・ジョーク 

 あるサルダールジーが、乗車券をもたないで列車に乗っていた。彼は、車掌がどうしようかと思案していたが、ふと、大臣はタダで乗れることを思い出した。そこへ、やはりサルダールジーである車掌が乗車券のチェックにやってきた。
車掌のサルダールジー:「おい、そこの、切符を見せてくれ」
無賃乗車のサルダールジー:「なに、オレは大臣なんだよ。だから、なくともいいんだ」
車掌のサルダールジー:「あっ、そうでしたか。それは失礼しました。ところで、あなたは何省の大臣様でいらっしゃいますか」
 こう聞かれた無賃乗車のサルダールジーは、とっさに返答できない。そこで彼の知っている唯一の人の名を使うことにした。
無賃乗車のサルダールジー:「君ね、わしを知らないのか。わしは、インディラ・ガーンディーというものだよ。首相だよ」
車掌のサルダールジー:「えっ。そうでしたか。ははー、それは失礼しました。実は昨日あなたの演説をラジオで聞きましたが、家族一緒に感動してたところでした」
 インディラが女性であることはみなさんご存じですよね。


もしマイクロソフトが自動車を作ったら・・・トヨタの社内メーリングリストに流れていたものがめぐりめぐって届いたジョーク 

 かつてビル・ゲイツはこんなことを言ったそうです。
「もしGMがコンピューター業界のような絶え間ない技術開発競争にさらされていたら、私たちの車は1台25ドルになっていて、燃費は1ガロン1000マイルになっていたでしょう」
 これに対し、GMは次のようなコメントを出したと言われています。
「もし、GMにマイクロソフトのような技術があれば、我が社の自動車の性能は次のようになるだろう」

  1. 特に理由がなくても、2日に1回はクラッシュする。
  2. ユーザーは、道路のラインが新しく引き直されるたびに、新しい車を買わなければならない。
  3. 高速道路を走行中、ときどき動かなくなることもあるが、これは当然のことであり、淡々とこれをリスタート(再起動)し、運転を続けることになる。
  4. 何か運転操作(例えば左折)を行うと、これが原因でエンストし、再スタートすらできなくなり、結果としてエンジンを再インストールしなければならなくなることもある。
  5. 車に乗ることができるのは、Car95とかCarNTを買わない限り1台に1人だけである。ただその場合でも、座席は人数分だけ新たに買う必要がある。
  6. マッキントッシュがサンマイクロシステムズと提携すれば、もっと信頼性があって、5倍速くて、2倍運転しやすい自動車になるのだろうが、全道路のたった5%しか走れないのが問題である。
  7. オイル、水温、発電機などの警告灯は「general car fault」という警告灯一つだけになる。
  8. 座席は、体の大小、足の長短等によって調整できない。
  9. エアバッグが動作するときは「本当に動作して良いですか?」という確認がある。
  10. 車から離れると、理由もなくキーロックされてしまい、車の外に閉め出されることがある。ドアを開けるには、(1)ドアの取ってを上にあげる、(2)キーをひねる、(3)ラジオアンテナをつかむ、という操作を同時に行う。
  11. GMは、ユーザーのニーズに関わらず、オプションとしてRandNcNaly(GMの子会社)社製の豪華な道路地図の購入を強制する。もしこのオプションを拒否すると、車の性能は50%以上も悪化する。そして司法省に提訴される。
  12. 運転操作は、ニューモデルが出る毎に、はじめから覚え直す必要がある。なぜなら、それ以前の車とは運転操作の共通性がないからである。
  13. エンジンを止めるときは「スタート」ボタンを押すことになる。
  14. ドライバーは運転席に座るのではなく、装着(インストール)させられる。
  15. 「この車を利用しておきたいかなる場合の障害、損害に対してもGMは責をおわない。」という契約に同意した場合のみ、このドアの封印をやぶってください、となる。
  16. 車がいつどこで突然とまろうが、暴走しようが、はたまた雨漏りしようがそれらは「仕様」である。


ベルギーの駅にフライドポテトが大量に落ちている理由・・・99年1月に、マルセイユの日本総領事館の増田さんから仕入れたジョーク。

 ベルギーの駅に行くと、床にたくさんのフライドポテトが落ちている。彼らが好きだという理由もあるが、もう一つ理由がある。彼らは左手にフライドポテトの袋をもって食べている。そこへ旅行者が「今何時ですか」と尋ねると、親切な彼らは腕時計を見るので、そのたびに袋をひっくりがえしてしまうのだ。


地獄に技術者・・・インド人タブラー奏者、アニーシュ・プラダーンから。

 ある技術者が死んだので、天国の門に報告しにやってきた。聖ピーターが彼の書類を審査してこういった。
「君は技術者だったか。だったら間違ったところにきたようだ」
 そこで、技術者は今度は地獄の門をくぐった。
 まもなく彼は、地獄の環境があまり快適でないことに不満を抱いた。地獄環境改善に取り組み、新しい設計の建物を建て始めた。そのうち、地獄の建物にはエアコン、水洗便所、エスカレーターなどがつくようになり、男は大変な人気ものになった。
 ある日、神は、地獄の主であるサタンに電話をした。「どうだい、そっちの地獄の様子は。最近は暖かい陽気じゃないの」とバカにしたように話した。
「そうなんだよ。いい感じなんだよ。今じゃ、エアコン、水洗便所、エスカレーターなどがあるし、この技術者、次に何を作ってくれるんだろうなあ」
「なんだって。君んところに技術者がいるのか。それはなんかの間違いじゃないのか。彼はそっちにいていいはずがない。こっちに返してほしい」
「ダメだね。地獄に技術者がいるってのはいいもんだ。ここにいてもらうよ」
「なんだって。君が彼をこっちに送り返さなければ、訴えてやるぞ」、神が答えた。
 するとサタンは、笑いながらこういった。
「いいよ。で、君はどこで弁護士を見つけるつもりだね」


ロールスロイスの駐車場・・・ボンベイのアトゥール・マーチャントから

 ヨーロッパにビジネスで出かける予定の男が、ニューヨーク中心街の銀行にロールスロイスで乗り付け、5千ドルをすぐ貸してほしいと願い出た。銀行員は、何かを預けていただけるのならいいですよ、といった。すると男は「このロールスロイスのキーではどうかね」と答えた。銀行員はすぐさまそのキーを受け取り、車を地下駐車場に駐車したのち、男に5千ドルを手渡した。
 2週間後、男は、借りた金を返して車を受け取るために銀行にやってきた。
「元金5千ドルと15.4ドルの利子をお払いいただきます」と銀行員がいった。男はすぐさま小切手を切り、立ち去ろうとした。
「あのう」と銀行員が男にいった。「あなたがお留守の間、調べさせていただきましたが、あなたは大変な億万長者なんですね。いったいなんでまた5千ドルの借金なんかされたのですか」
「このニューヨークの真ん中で、2週間たった15.4ドルでロールスロイスを駐車してくれるところなんてあるかね」


王女の幸福感・・・アニーシュ・プラダーンより

 ある日のこと、美しく、独立心に富んだ王女が、池で一匹の蛙に出会わせた。蛙はいう。「わたしはかつては、ハンサムな王子だったのだが、魔女が魔法にかけてこんな姿にしてしまった。今あなたにキスしてもらえば、元の王子に戻り、君と結婚し、ぼくのママとお城に戻れる。そして、君は僕の食事の支度をしたり、僕の衣類の洗濯をし、僕の子供たちの世話をすることができて、永遠に幸せになれるよ」

 蛙の懇願を拒否して城に戻った晩、彼女はげらげら笑いながらつぶやいた。「けっ。あいつと結婚したら幸せになるなんて絶対思わないわ」


インディアン・マジック・・・プラネーシュ・カーンから

 かつて、ネルー首相がヨーロッパのある国へ訪問したときのこと。晩餐会の席で、3人おいた席に座って食事していた同行のインド文化大臣が、ナイフとフォークをこっそりポケットに入れるのをネルーが見た。きっと貴族か王家の紋章入りの銀のナイフとフォークだったに違いない。しょうがないなあ、大臣になってもあいつの癖はなおらんとみえるとうんざりしたネルーは、ひとしきり食事を終えたとき立ち上がり、列席する招待者たちにこういった。

「まことにすばらしい食事を本当にありがとうございました。そこで、皆さまにささやかな返礼をいたしたい。皆さん、これは、今わたしが使ったナイフとフォークであります。これを、こう、ポケットに入れます。さて、わたしのポケットへ入れたナイフとフォークをたちどころに我が文化大臣のポケットへ移動してご覧にいれましょう。文化大臣。ちょっと立ち上がって皆さんにお見せしなさい」

 文化大臣はもぞもぞと立ち上がり、自分のポケットからナイフとフォークを取り出す。一同から大きな拍手がわき起こる。ネルーはこういった。

「これがインディアン・マジックです」
 


地獄でビル・ゲイツがみたものは・・・アトゥール・マーチャントより 

 ビル・ゲイツは、ある日、自動車事故で死に、天国の門のところに行った。神は、「ええと、困ったなあ。わたしは君を天国に送ったものか、地獄に行ってもらうか迷っているんだよ。君は、世界中の家庭にコンピュータを普及させて世の中に大いに貢献したわけだが、あのなんとも忌まわしいウィンドウズ98の作者でもある。そこで、今までこんなことをしたことがなかったのだが、君のケースでは、君自身に行き先を決めてもよいことにした」
 ビルはそれに答えて
「神様、感謝します。ところで、天国と地獄の違いはなんでしょうか」
「それぞれに仮に行ってみて、その後に決めるということでどうかな」
「分かりました。ところで、まずどちらにいったらよいでしょうか」
「それは君に任すよ」
「OK。ではまず地獄に行ってみます」と、ビルは地獄へ行った。
 そこは、澄んだ水が静かにうち寄せる美しい砂浜だった。そして、たくさんの美女たちが、笑いながら遊び戯れていた。太陽が輝き、過ごしやすい快適さだった。ビルはすっかり気に入った
「実に素晴らしい。もしここが地獄ならば、天国も是非見てみたいのですが」と神にいった。
「よろしい」
 そこで彼らは天国に行った。
 天国は、はるか雲の高みにあり、天使たちがハープを弾きならしながら歌を歌いつつ浮遊していた。そこは素敵な場所ではあったが、地獄ほどワクワクするようなところではなかった。
 ビルは、一瞬、考えた後、決心がついた。
「ええと、わたしは地獄へ行こうと思います」
「よろしい、君の好きにしたらよい」
 ということで、ビルは地獄へ行った。
 2週間後、神は、あの億万長者が地獄でどう過ごしているのか見に行くことに決めた。神が地獄を訪れると、壁に足かせでつながれたビルが、暗い洞窟のなかで炎に焼かれて叫んでいた。彼は、悪魔たちに火あぶりにされ、拷問を受けていたのだ。
「ビル、どうかねここの様子は」神がこう尋ねた。
「ここは、期待していたところと違って、とんでもなく、ひどいところですよ。こんなひどい話は信じられない。澄んだ水の砂浜、や美女たちが水に戯れていた、あの場所はどうなったのですか」
「ああ、あれか。あれはスクリーン・セーバーだよ」