第18回 即興の芸術4

●とき/1999年8月27日(金)7:00pm
●ところ/ジーベックホール(神戸ポートアイランド)
●出演/ドゥルバ・ゴーシュ:サーランギー、アミット・ロイ:シタール、クル・ブーシャン・バールガヴァ:タブラー
●主催/(株)TOA
●後援/インド総領事館、兵庫県、神戸市、神戸市教育委員会、神戸市民文化振興財団
●協力/APASレーベル
●企画制作/ジーベック、天楽企画

プログラム

■シタールによるヒンドゥスターニー音楽
■タブラーソロ
■サーランギーによるヒンドゥスターニー音楽

プログラム掲載文

 今回来日するドゥルバ・ゴーシュは、若手サーランギー奏者としてインドでも指折りの演奏家であると同時に、91年来、東京やアジア各国で展開されてきたエイジアン・ファンタジー・オーケストラの主要メンバーとして、異種ジャンルとの共演や作曲活動を積極的に行ってきた。また、インドのみならず、ベルギーにも本拠をおき、欧米で活躍している。彼の、サーランギーという楽器の特長を十分に生かした、まるで声楽を聴くような滑らかな旋律の流れは、これまでにないインド音楽体験になるだろう。
 もう一人の主役は、日本に在住しながら独自の感性を深めつつあるシタール奏者、アミット・ロイ。このシリーズでは「銀の旋律」といわれるその美しい音色とリリシズムあふれる旋律ですでに馴染みである。彼の元からは、優れた日本人演奏家も育ってきている。
 このドゥルバ・ゴーシュとアミット・ロイを確かなテクニックでサポートするのは、実力派タブラー奏者、クル・ブーシャン・バールガヴァである。もっとも脂ののったこれら3名のインド人アーティストによって繰り広げられる即興の芸術は、日常の喜怒哀楽を超越し、ナーダ・ブラフマー(音は宇宙)をかいま見せてくれる。