第8回 原色ガムラン遊唱歌

●とき/1992年7月26日(日)3:00 pm~
●ところ/バーズビル(神戸市東灘区)
●出演/ダルマ・ブダヤ:ガムラン
●主催・企画制作/天楽企画+ダルマ・ブダヤ
●協賛/seiden生活創造研究所
●後援/インドネシア総領事館、兵庫県、神戸市、神戸市民文化振興財団、神戸国際交流協会

企画主旨

「アジアの音楽シリーズ」第8回コンサートは、昨年番外編として催された「夏だ!夏だ!ガムランだ!」の第2弾になります。今回は、これまでインドネシアの伝統作品や委嘱された現代音楽作品を演奏してきたダルマ・ブダヤが、グループそのもののオリジナリティーをより一層追求した作品を取り上げます。
 今回のコンサートのために、グループのもつ「ノリ」をガムラン音楽の中に持ち込みたいという意図で新しい曲が作られました。その名を「ラグ・ラグ・チャンプール」。もちろんプログラムにはジャワの古典曲も含まれますが、それは従来のように、古典曲とオリジナルを対比させることはせず、古典曲を「ラグ・ラグ・チャンプール」に同化ないし挿入する構成になります。
 本公演の主旨は、ガムラン音楽が単なるインドネシアの伝統音楽としてではなく、普遍的な音楽表現の手段であることを広く人々に聴き知っていただくことです。ガムラン音楽が、関西でどのように花開いていくのか、今後のガムラン音楽のあり方を考える上で非常に興味深いコンサートになるに違いありません。