「神戸支援宣言」(ラ・マニフェスタシォン)

 阪神大震災のあと、私たちは、姉妹都市である神戸のアーティストたちに対し、マルセイユから私たちの連帯を表明することが重要と考え、アクト・コウベが生まれました。
 この神戸支援宣言には音楽家、造形作家、写真家、映画人、舞踊家、詩人、作家など、たくさんのアーティストが参加します。私たちは多くの団体や個人に協力を確認するため、コンタクトしたのです。宣言はラ・フリシュのコンサート会場において行われます。おおよそ60人の写真家がオリジナル・スライド作品の映写をして参加します。支援イベントのすべては映画と写真に撮影され、録音されます。そしてそれらは"post production"としてヴィデオカセットと写真アルバムに完成され、神戸と日本の文化的な機関にゆだねられるよう準備しています。
 私たちは基金を集めるために、(入場料、宝くじ、アーティストの本やレコードのオークションなど)一般からの財政協力を計画しています。集まったお金を、大きな被害をこうむった神戸のアーティストに送ります。
 (マルセイユにおける)このラ・マニフェスタシォン「神戸支援宣言」は、交歓と連帯の鎖の第二番目のリング(環)となるものです。第一番目の環は、4月1日、東京の法政大学の学生会館において行われる、(マルセイユの宣言と)対となる宣言です。連続した、これら二つの環は、文化的な、また物質的な結実を可能にします。
 "ラ・フリシュ"のAMI協会(代表=フェルディナン・リシャール)はこのプロジェクトの推進組織であり、また交渉と宣伝のすべてを請け負うものです。国や地方のすべてのメディアに、私たちのこの趣意書が届けられます。支援イベント当日の模様は、ラジオ・グルヌィユで中継で放送される予定です。
 (アクト・コウベはバール・フィリップひとりのアイディアにのみ、よるものではありません。)