1997年9月6日~10月8日/「Acte Kobe Exhibition」no.1 /神戸

 第1回目の写真交換プロジェクトによって、フランスのアーティストから送られてきた写真と芸術作品の展覧および発表を目的とした最初の催しです。

主旨

 1995年の阪神淡路大震災のあと、美術家/音楽家/写真家など、南フランスのマルセイユで活動するさまざまなアーティストが、共同で義援イベントを行なってくれました。私たちも、彼等に応えるべく震災のその年から活動を開始しました。
 このことがきっかけとなって、今、マルセイユと神戸を通じて日仏の個人レベルの文化交流が始まっています。日本とフランスで、私たちは何かを共有し、何かを与えあっていく活動を行なってゆくつもりです。この活動を「Acte Kobe」としました。
 この展覧では、マルセイユのアーティストたちが送ってくれる作品を展覧します。次は、日本からもマルセイユに作品を送ります。「Acte Kobe」の趣旨に賛同し、興味をもって下さる方はご連絡ください。

展覧概要

展覧タイトル:マルセイユ~神戸:アクト・コウベ「Acte Kobe」no.1
開催期間:1997.9/6(土)~10/8(水) 10:00-18:00 火曜+第二月曜休館
オープニングパーティー:9/6(土)16:00より(参加無料/当日はアクト・コウベ - ジャパンの活 動の説明も行ないます)
場所:ジーベックホワイエ (入場無料)

参加作家

バスティエン・ボニ(Bastien BONI) 音楽家、学生、コントラバス
レイモン・ボニ(Raymond BONI) 音楽家、作曲家、即興、ギター
パスカル・ブレ(Pascale BOURRET) 社会学、教師-ディジョン大学
クリスティアン・ブラゼール(Christian BRAZIER) 音楽家、即興、コントラバス
ミッシェル・バトウ(Michel BUTTAUD) 建築家
ガブリエル・デルプラ(Gabriel DELPRAT) 画家
アラン・ディオ(Alain DIOT) 画家
ランス・ウーア(Lance HUARD)
オリビエ・ウーア(Olivier HUARD)
ピエール・ウーア(Pierre HUARD) 社会学、教授、リサーチャー
マガリ・ラティ(Magali LATIL) グラフィック、彫刻、インスタレーション
リシャール・レアンドル(Richard LEANDRE) 音楽家、即興、コントラバス
ジャンマルク・モンテラ(Jean-Marc MONTERA) 音楽家、作曲家、即興、ギター
バール・フィリップス(Barre PHILLIPS) 音楽家、コントラバス、作曲、即興
ジェネヴィ・ソリ(Genevie SORIN) 振り付け、ダンス、音楽(アコーディオン)
矢吹 誠(Makoto YABUKI) 作曲、楽器制作、バンブーオーケストラ・ディレクター
他マルセイユの会員芸術家

内容

南フランス・マルセイユの芸術家団体「アクト・コウベ - フランス」の会員芸術家から送られてくる作品:写真/造形/絵画/ビデオ/音楽テープなどを展覧する。
 この展覧会は阪神淡路大震災を機に生まれたフランスと日本の芸術家の文化交流展の第一回目として行なわれる。オープニングパーティーでは、アクト・コウベのこれまでの活動についての説明を行なう。
 今年6月に設立された日本側の組織「アクト・コウベ - ジャパン」の会員芸術家とマルセイユの芸術家らが、今後も定期的に作品の交換を中心に交流活動を計画していて、次は日本側の作品をマルセイユに送り、マルセイユでの展覧を予定している。また、スイスのベルンでも同様のネットワーキングの動きがあり、より国際的な活動へ進展していく可能性もある。